京都トレーニングセンター

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本日の論文

こんにちは

 

 

~~~~相変わらず~~~~

 

って言葉にいつも「ビクッ!!」となる相川です。

相変わらずなんて言葉は普段マイナスな時に使うような言葉なので

中学生の時とかは

クラス全体で先生に怒られてるときなんかに不意にこんな言葉が出てきて

「えっ!?自分?」的な感じになります。まぁすぐ「らず」が出てくるので一瞬ですが笑

 

さて今日ご紹介するのは

 

 

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「朝練習のトレーニング効果です」

 

岩山海渡さんの ランニング学研究(2015,26:1~13) 論文

 

 

よく中学・高校の部活動で朝練とか、早朝にトレーニングとしてランニングをするマラソン愛好家などいますが

 

朝にトレーニングをする意味はあるのか?

 

ということでレビュー論文をご紹介します。

 

 

 

まず何のために朝練習をするのかという目的ですが

選手や指導者によって目的・頻度・内容は様々です。

この論文の朝練習の範囲は「起床後から朝食前の時間に行われる、主にランニングを主体としたトレーニング(筋力トレーニング,動きづくり,目を覚ませるような軽運動を含めず)とされています。

 

20世紀初頭に「走り込み」によって持久力を高め身体に量的な負荷をかけることが増えてきました。そこでトレーニング時間の拡大として選ばれたのが朝の時間でした。

 

 

中にはトレーニング量の増加だけではなく生活リズムの構築や体調チェックを目的として行っていた選手もいたそうです。

 

近年日本の女子マラソンランナーも積極的に朝練習を取り入れており毎朝40~60分程度(10Km~15Km)を走る朝練習は「補助練習」でありながらも月間の走行距離の30%~40%を占める重要なトレーニングであったと考えられます。

 

それ以外にも早朝にトレーニングする目的としては

体温の影響があるという指摘があります。朝の時間帯は体温が少し低い状態になっているので、有利との指摘があります。

長時間運動の制限因子として体温が上げられ体温が非常に高い水準になるとパフォーマンスが低下します。

あらかじめ低い体温からスタートすると限界温度に達するまでの時間延長にもなります。

これは「プレクーリング」とも言われています

 

朝の低い体温は全力で自転車をこぐような持久系のトレーニングの場合には不利に作用しますが

ゆっくり長く運動を継続するような場合では有利に働く可能性があるようです。

 

まだまだ内容はありますが長くなるので今日はここまでにします。

また来週続きを

 

 

ではでは